スーツのはじまり

スーツの始まりはヨーロッパであり、一番長い伝統を持っているのがイギリスと言われています。昔、イギリスではスーツは特定の階級の人達が仲間同士で着るという意味があり、ユニフォーム感覚で着ていたと言われていました。

また、イギリスでは昔ながらのモーニングやフロックコートというフォーマルな衣装があったため、スーツが現在の形になったのは、20世紀の初頭くらいからと、意外と新しい。

ファッションの歴史の中で、イギリスが生んだブリティッシュスタイルのスーツは、すべてのスーツの原型となったものであり、現在でも伝統とがある格式高いスーツとして多くの人々から愛されています。

ちなみにスーツを日本では背広と言いますが、英語の軍服に対比される市民服「シビル・クロウズ」が日本語にカナ読みされ、さらにその中の「シビル」が「セビロ」と訛った説や、ロンドンの仕立屋街「サヴィル・ロウ」が訛った説があります。