世界のカレーライス⑦

約2か月ぶりになると思うんですが、世界のカレーをご紹介します。第7回目となる今回は、カレーと無縁のように思える中国です。

「中国でカレー?」と思われる方も多いのでは?
実はカレー、中国でも根付いています。
しかも、中国のカレーを裏で支えてるのは日本です!!

■日本式のファストフード店の浸透に合わせて日本式のカレーの進出
アメリカン大手のファストフードチェーン、日本の牛丼チェーンの進出などにより、カレーライスも中国に進出していきました。
最初に中国に進出したのは、ハウス食品三菱商事が共同で手掛けた「上海カレーハウスレストラン」というお店。
あまり馴染みのない日本式のカレーライス、さらに決して安くない価格であるにも関わらず、中国では大きな話題となりました。このお店のオープンがキッカケで中国にカレーライスが浸透していったのです。

ココイチが進出
「上海カレーハウスレストラン」のヒットにより、ココイチも中国へ進出。手軽に本格的な日本式カレーが食べられると中国で人気のカレー店になりました。

レトルトカレーの登場
日本式のカレーの不安材料は価格。そこで、不安材料をなくすために考えられたのが、レトルトカレーです。味の素とハウス食品が共同で手掛けた「上海ハウス味の素食品」によって作られたレトルトカレーが発売されたことで、中国でも家庭でカレーが食べられるようになりました。

以上が、世界のカレーライス『中国編』でした。