香辛料にまつわる雑学 第2回『シナモンの歴史』

先月からスタートした香辛料にまつわる雑学。第2回はシナモンの歴史をご紹介します。

甘くてスパイシーな風味のシナモンは、料理はもちろんお菓子に使用される版のスパイスです。

では、どんな歴史があるのか、見ていきましょう!

■その歴史は紀元前4000年まで遡る!
エジプト文明の時代に、ミイラの防腐剤として使われていました。また、紀元前6世紀頃に書かれた旧約聖書にもシナモンについての記載があります


■日本への伝来は?
中国の後漢時代に書かれた薬学書でシナモンの記載があり、日本に伝来したのはその後の8世紀前半と言われています。
ちなみに、当時は「桂心」という名称で呼ばれ、正倉院宝物にも残っています。


■シナモンとニッキの違いは?
日本ではニッキとごっちゃになっている方もいますが、その違いについてご紹介します。
一番の違いは、原料原産の違いです。シナモンはスリランカのセイロン産の日桂(ニッケイ)の皮から作れていますが、ニッキは日本産の日桂の皮から作られています。
また、香りや味にも違いがあるのです。ニッキよりもシナモンの方が甘い香りがします。味についてはニッキの方が辛みが強いと言われています。


以上が、シナモンの歴史についてでした。
歴史に雑学を交えてご紹介しましたが、次回の香辛料にまつわる雑学についてもこんな感じで紹介していくので、よろしくお願いします。