サンタが赤くて白い理由!
クリスマスが近づいてまいりました。
クリスマスと言えばサンタクロースですが、サンタクロースが赤と白のローブを来た白髭のおじさんの姿をしている理由を知っていますか?
実は、サンタクロースにはモデルがいます。
聖ニコラスという人物です。
聖ニコラス(セイント ニコラス)は3世紀ごろのトルコに生まれたとされる実在の人物で、司教となり人々から慕われていました。
子どもたちにたくさんの贈り物をすることで守護聖人としても人気だった聖ニコラスは、その死後も、子どもたちにプレゼント運んでくれると信じられていたのです。
聖ニコラスがプレゼントを届けてくれるという日は、彼の命日である12月6日でしたが、クリスマスが近いということもあり、クリスマスの夜に届けてくれるというふうに変化していきました。
聖ニコラス(セイント ニコラス)は、オランダ語で「Sinterklaas」というのですが、この発音が「サンタクロース」というふうに聞こえたということで、英語では「Santa Claus」と呼ばれるようになります。
そんなサンタクロースの衣装が赤と白なのは、聖ニコラスが務めていた司教の伝統的な衣装によるものとされていますが、実は、19世紀まではそれほど赤と白のイメージは強くありませんでした。
というよりも、昔はサンタクロースのイメージといものに定型はなかったのです。
それが赤と白のイメージ一択になったのは、コカ・コーラがサンタクロースを宣伝に使ったからです。
コカ・コーラのイメージカラーも赤と白ですよね。
赤と白の衣装を身にまとったサンタクロースを起用したコカ・コーラのCMが全世界に広まり、現在のサンタクロースのイメージが定着したとされています。
まさかサンタクロースのイメージがコカ・コーラによって広まっていたとは驚きですよね。
クリスマスの話題が出たときに、友達に教えてあげてみてはいかがでしょうか。