バイクのことを「単車」と呼ぶようになった語源

バイクのことを「単車」と呼ぶ人が居ますよね。

どうしてバイクを「単車」と呼ぶようになったか知っているでしょうか。

ふと気になったので調べてみました。

むかし、オートバイにはサイドカーがついていたそうです。

今でもサイドカーをつけているものはありますが、あくまでも少数派ですよね。

これが昔は多数派というか、サイドカーが付いている状態が「オートバイ」だったわけです。

日経新聞オンラインによれば、日本でサイドカーが普及したのは第二次大戦後のことで、当時は自動車の規制が厳しかったため、規制のゆるいサイドカーが民間で人やモノを運ぶための最大の手段だったということです。

昔、バイクというのはサイドカーありきのものだったわけです。

そのためサイドカーがないバイクのことを「単車」と呼ぶようになったそうです。

時代としては今からおよそ60年ほど前のことです。

その後、乗用車の生産規制がなくなったことでサイドカー付きのオートバイは減少していき、今のような「単車」の状態のバイクが主流となりました。

あくまでも移動や搬送の手段であったバイクは、この辺りから趣味の色を強くしていったようです。